パーソナルトレーナーとはどんな仕事?必要な資格や年収を現役トレーナーが解説!

EZIL

パーソナルトレーナーは、お客様一人ひとりの目的や体力レベルに合わせてトレーニングや食事の指導をする“専属コーチ”のような存在です。健康志向やボディメイクへの関心の高まりから近年注目されている職業です。


「どんな資格が必要?」「収入はどれくらい?」などと気になる方も多いのではないでしょうか。


本記事では、現役トレーナーの視点から、仕事内容、求められるスキルや資格、そして年収の目安まで詳しく解説します。トレーナーを目指している方や興味がある方は、ぜひ参考にしてください。



パーソナルトレーナーとは

パーソナルトレーナーとは、お客様の体力や目的に合わせてトレーニングの指導や食事指導をする専門職です。


職種分類としては「フィットネスインストラクター」「スポーツトレーナー」の一分野にあたります。アスリートのパフォーマンス向上から一般の方のダイエットや運動不足解消まで活躍の場は様々です。


お客様一人ひとりに寄り添い要望に応える必要があるので、十分な専門知識とコミュニケーション力が求められます。クライアントの要望に的確に応えられるよう、向上心を持ち学び続ける姿勢が大切です。


お客様の課題が指導によって解決され、感謝の言葉をいただけたときに、大きな達成感を味わえるでしょう。


パーソナルトレーナーの仕事内容

パーソナルトレーナーの仕事内容は、大きく4つに分類できます。それぞれについて詳しく解説していきます。

カウンセリング

パーソナルトレーナーの仕事において、カウンセリングは最初の重要なステップです。お客様の年齢・体力レベル・生活習慣・食事内容・既往歴などを丁寧にヒアリングし、現在の体の状態や抱えている悩みを明確にします。


また、「痩せたい」「筋肉をつけたい」「健康診断の数値を改善したい」といった具体的な目標を明確にし、その実現に向けた最適なトレーニングプランを提案します。トレーニング指導だけでなく、モチベーションの維持やメンタル面のサポートもできるのがパーソナルトレーナーの強みです。


カウンセリングを通じて信頼関係を築き、お客様に寄り添った指導をすることで、安心してトレーニングに取り組める環境を提供します。


トレーニング指導

カウンセリングで設定した目標に向けて、マンツーマンでトレーニング指導していきます。


未経験からトレーナーを目指す場合は、まず基本的なフォームやマシンの使い方を丁寧に伝え、お客様が安全にトレーニングできるようサポートすることから始めます。正しいフォームを身につけてもらうことは、トレーニングを安全に行い確実に成果を出すうえで欠かせません。


経験を積んだ上級トレーナーになると、お客様一人ひとりの目標や体力レベルに合わせてメニューや強度を調整し、より効率的に成果を引き出すスキルが求められます。


お客様に寄り添いながら成長を支えられる点が、パーソナルトレーナーとしての大きなやりがいといえるでしょう。



栄養管理・食事指導

どんなに良いトレーニングをしても、食事管理ができていなければ成果は出にくいです。そこで、トレーナーの仕事内容には、トレーニング指導だけでなく栄養管理や食事指導も含まれます。


例えばダイエットが目的であれば糖質を控えた食事を提案することもありますが、厳しく制限することだけが正しいとは限りません。健康的でバランスの良い食事を無理なく続けられるようにサポートすることが大切です。


お客様から日々の食事を写真で報告してもらい、改善点をフィードバックするケースもあります。ジムに来ない日の生活までサポートできる点が、トレーナーによる食事指導の大きな強みです。


ただ、未経験からトレーナーを目指す場合は、最初から専門的な栄養アドバイスは求められません。基本的な食生活のポイントを伝えられるレベルからスタートし、徐々に知識を深めていければ十分です。

その他の業務

パーソナルトレーナーが行うその他の業務としては、清掃などがあります。

ジムは多くのお客様が利用する空間なので、器具やマット、シャワールームなどを常に清潔に保つことが求められます。

パーソナルジムは少人数制のため、トレーナーが器具の消毒やスタジオ内の整備をするケースがほとんどです。

清潔な環境を維持することは、安全性の確保や信頼感アップにも直結します。清掃もパーソナルトレーナーにとって大切なおもてなしの一部です。


パーソナルトレーナーに必要な資格

パーソナルトレーナーを目指すときに悩むのが「資格は必要?」「どの資格を取ればいいの?」ということではないでしょうか。


パーソナルトレーナーとして活動するために必須の資格はありません。大学や専門学校に通う方法、スクールで資格を取得する方法、ジムで働きながら学ぶ方法など、キャリアのスタート地点はさまざまです。


一方で、資格を取得しておくと、お客様からの信頼性を高められたり、就職やキャリアアップの場面で有利になることもあります。


そこで、これからパーソナルトレーナーを目指す方におすすめの資格を3つご紹介します。



NSCA-CPT | NSCA JAPAN

NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)は、アメリカ発祥の国際的に認知度が高い資格です。解剖学や運動生理学など幅広い知識を学ぶので、一般の方からアスリートまで多様なニーズに対応できます。


日本では「NSCA JAPAN」が認定しており、取得者はフィットネスジムやパーソナルジムはもちろん、大学やスポーツチームなど幅広い場で活躍しています。


また、体育大学やスポーツ科学系の学部では、カリキュラムの中でNSCAに準じた授業を取り入れているところもあり、在学中から資格取得を目指すこともできます。


長い歴史があり認知度が高い資格なので、知識・スキルの証明やキャリアの幅を広げるために有効です。

NESTA-PFT | NESTA JAPAN

NESTA-PFTは、アメリカ発祥で国際的にも有名な資格です。トレーニング指導の知識だけでなく、ビジネススキルやコミュニケーション能力まで学べます。


そのため、現場での指導はもちろん、独立開業やジム経営にも活かせるのが魅力です。解剖学や運動生理学、栄養学といった基礎知識に加え、実際のセッション運営や顧客管理まで幅広く学べるため、即戦力として働ける人材を目指せます。


基礎知識をより実践的に活かし、キャリア形成に役立つ資格として人気があります。いずれトレーナーとしてジムを開業したい方におすすめの資格です。

JATI-ATI | JATI(日本トレーニング指導者協会)

JATI-ATIは、日本トレーニング指導者協会が認定する資格で、日本人の体格やライフスタイルに適した指導ができることを重視しています。


国内スポーツ業界での信頼性が高く、大学やスポーツ系学部では「JATI認定校」として在学中から資格取得を目指せる場合もあります。ATIは基礎的な内容で、上位資格にAATI、SATIがあり、自分のレベルに合わせて段階的に受講できます。


基礎理論の学習に加え、現場実習や指導経験を積むカリキュラムもあり、就職やキャリアアップに直結しやすい点が強みです。


一般の方向けへの指導からアスリート選手向けのトレーニングに役立つ知識まで、幅広く学べます。


パーソナルトレーナーの年収・給与

パーソナルトレーナーの年収は、働き方によって大きく変わります。


厚生労働省のデータによると、ジムに勤務するフィットネストレーナーの月収はおよそ21〜27万円程度で、年収にすると260万〜330万円ほどです。日本全体の平均年収と比べるとやや低めですが、安定して給与を得られるのが正社員勤務のメリットです。


一方、フリーランスや業務委託で活動する場合は、1セッション3,000〜10,000円程度の単価で、月の担当数によっては年収500万〜1,000万円を目指すことも可能です。ただし集客力や稼働時間に大きく左右されるため、安定性は低くなります。


資格や実績、都市部か地方かといった要素でも収入に差が出てくるので、自分に合った働き方を選ぶことが重要です。


参考:スポーツインストラクター - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)



パーソナルトレーナーの男女比率

パーソナルトレーナーの男女比は、男性が圧倒的に多く、比率にすると男性8〜9割:女性1〜2割程度といわれています。


一方で、利用者は女性が6〜8割を占めるともいわれ、女性トレーナーの活躍は年々増えています。また、男性にとっても「細かな気配り」「優しい指導スタイル」「客観的な視点からのアドバイス」が魅力で、女性トレーナーの需要が高まっています。


そのため、女性トレーナーを積極的に採用するジムも増えていて、今後は男女比のバランスがさらに変化していきそうです。


パーソナルトレーナーは、性別を問わず自分らしいキャリアを築ける時代になってきているといえるでしょう。



パーソナルトレーナーの求人の探し方

パーソナルトレーナーとして働きたいけど、「どこで求人を探せばいいんだろう?」と悩む人は多いのではないでしょうか。


フィットネスクラブやパーソナルジム、スポーツ施設など活躍の場は幅広く、それぞれ求められるスキルや待遇も様々です。


せっかくなら自分に合った環境で長く活躍したいですよね。そこで、パーソナルトレーナーの求人を見つける方法をいくつか紹介します。

求人サイトで探す

パーソナルトレーナーの求人を探すときに、まず思い浮かぶのはIndeedやハローワークといった大手の求人サイトですよね。


もちろんこれらでも求人は見つかりますが、より効率的に探したいならパーソナルトレーナーに特化した求人ポータルサイトを活用するのがおすすめです。

例えば 「パーソナルトレーニング専門求人サイトGym JOB(ジムジョブ) 」や「フィットネスサロン」などは、ジムやフィットネスクラブの求人に特化していて、職場の雰囲気や働き方の情報も充実しています。専門サイトだからこそ、自分に合った条件の求人を見つけやすく、応募までスムーズに進めるのが大きなメリットです。

これからトレーナーとして働きたい人は、まずはこうした特化型サイトをチェックしてみると良いでしょう。

各ジムの採用ページを確認する

パーソナルトレーナーとして「このジムで働きたい!」という目標がある人は、各ジムの公式サイトにある採用ページを直接チェックするのがおすすめです。


求人サイトに比べて情報が詳しく掲載されていることが多く、応募の流れや求める人物像、研修制度などが具体的にわかります。検索の際は「〇〇ジム 採用」「〇〇ジム 求人」といったキーワードを使うとスムーズに見つけられますよ。


気になるジムの採用ページをチェックすることで、自分に合った働き方やキャリアパスがイメージしやすくなりますし、応募の際にも志望動機がより明確に伝えられるはずです。


女性パーソナルトレーナーとして活躍するならエジル

EZIL(エジル)は、日本初の女性トレーナーが指導する男性専門パーソナルジムです。男性のボディメイクに特化した専門性と女性目線の丁寧なトレーニング指導から多くの方にご利用頂いています。


エジルでは、未経験からでもパーソナルトレーナーを目指せる環境が整っています。充実した研修制度があるので、基礎からしっかり学べて安心です。


雇用形態は正社員だけでなく業務委託も選べるため、働き方の自由度が高いのも魅力です。また、副業・WワークOKなので、「まずは副業から試したい」という方にもぴったりです。頑張った分だけ収入につながる仕組みがあるため、高年収を目指すことも十分可能です。


独立支援制度もあるので、「将来自分のジムを持ちたい!」という人にも最適です。人柄や成長意欲を重視しているので、やる気次第で大きく活躍できる環境が整っています。


女性トレーナーの需要が高まる中、エジルはキャリアの第一歩を踏み出すには理想的な環境といえるでしょう。


エジルの採用ページ:女性パーソナルトレーナーの採用・求人情報 | EZIL(エジル)


パーソナルトレーナーに関するよくある質問

パーソナルトレーナーは誰でもなれるの?

「トレーナーって資格や経験がないと難しいのかな…」と思う方も多いですが、パーソナルトレーナーは未経験からでも挑戦できる仕事です。ジムによっては未経験から採用し、研修で基礎を学んでからデビューできる仕組みを整えているところもあります。

もちろん専門資格を持っていると信頼度が高まりますが、必須ではありません。大切なのは「人の役に立ちたい」「トレーニングが好き」という気持ちです。未経験からスタートして、経験を積みながら資格取得やスキルアップを目指す人もたくさんいます。

パーソナルトレーナーはやめとけと言われる理由は?

インターネットで「パーソナルトレーナーはやめとけ」といった声を見かけることがあります。その理由のひとつは、仕事がきついと感じる人が多いからです。

体力を使うのはもちろん、早朝や夜遅い時間帯のセッションが入ることもあり、生活リズムを崩してしまう可能性があります。また、フリーランスの場合は自分で集客しなければならず、安定収入を得るまでが大変です。

一方で、「お客様の目標達成を一緒に喜べる」「感謝されてやりがいが大きい」といった声も多くあります。きつい部分はあるものの、それを乗り越えれば成長でき、やりがいを強く感じられる仕事です。

パーソナルトレーナーは何歳まで働けますか?

パーソナルトレーナーにはっきりとした「定年」はありません。体力や健康に問題がなければ、40代・50代はもちろん、60代以降も現役で活躍しているトレーナーもいます。

むしろ経験を重ねるほど指導の幅が広がり、「落ち着いた指導が安心」「年齢が近くて相談しやすい」といった理由で、同年代や年上のお客様から選ばれるケースも少なくありません。

ハードなトレーニングを担当するには体力的な負担が大きくなるので、年齢を重ねると食事指導や健康維持、リハビリサポートなどにシフトして活躍する人もたくさんいます。

パーソナルトレーナーは何歳までと区切られる仕事ではなく、自分の強みを活かして長く続けられる職業といえるでしょう。



まとめ

今回は、パーソナルトレーナーの仕事内容、求められるスキルや資格、年収の目安などについてご紹介しました。

パーソナルトレーナーは資格がなくても挑戦でき、働き方次第で高収入を目指せるのが魅力です。経験や年齢に関係なく、自分の強みを活かして長く続けられるやりがいのある職業といえるでしょう。

パーソナルジムのエジルは、丁寧な研修とサポート体制があるので、未経験からでもプロのトレーナーとして成長できる環境が整っています。

女性が長く活躍できる環境を探しているなら、エジルは理想的な選択肢です。少しでも興味を持った方は、ぜひエジルの採用ページをチェックしてみてください。

エジルの採用ページ:女性パーソナルトレーナーの採用・求人情報 | EZIL(エジル)


Related Posts 関連記事

Get in touch

仕事もカラダも
デキル男へ